Japan Dating Summit #1 イベントレポート
マッチングアプリ研究所として、Japan Dating Summit #1に行ってきました!
タレントのダレノガレさんが居たりと、とても賑わったイベントでした。
粛々とマッチングアプリを研究していましたが、マッチングアプリに興味がある方がこんなにもいる事に驚いた次第です。
イベントのレポートをまとめたのでご興味がある方はご覧ください!
デーティングサミットの流れ
1.ナビン氏(MatchGroup COO)の講演
2.マッチングアプリ提供者のトークセッション
3.マッチングアプリで結婚した人とのトークセッション
イベントレポート
ナビン氏(MatchGroup COO)
・いろいろな国でいろいろなサービスを提供している
・外国では結構細分化してサービスが存在している(50歳以上、シングルファザー・マザーのみなど)
・Pairsを買ったのはチームがとてもよかったから
Q.今後スタートアップがデーティング分野で成功するには?
・ゲーミフィケーションはおもしろい。ただし成功しているところはまだない。Tinderはちょっとゲーミフィケーションあるかな。
・まだ進出していない国で展開するのはあり。まだまだ多い。
・まだ開拓されてないアイデアがあるはずだから、それを見つけられれば。
Q.出会いにまつわるトラブルをどう回避している?
・年齢認証してないけど、未成年にはほとんど使われない
・問題が起こったと聞いていない
・北米ではTVのCMが打てる。これで怪しいものではなく、ちゃんとしたサービスだと安心感を与えられる
・北米のプロモーションで成功したものの1つは、医者や教師など、みんなから尊敬される人も使っているよとアピールするもの。そういう人たちが使うということは、素晴らしいサービスだと思われる。
・Tinderは有名人が使うことでうけた
Q.出会った後の(例えばデートに向けて)アドバイスサービスなどはある?
・ある。デートに向けて講演をしたり。
Q.ウーマンフレンドリーなアプリはのびるか?
・Bumbleは女性に優しくてそこそこ伸びている
・国や文化によるところは大きい。日本では「女性は待ち」の姿勢なので女性からアプローチのサービスは課題ありだと思う
トークセッション
Q.サービスの歴史紹介
(Omiai)
LTVが高いのはライフイベントに近いサービス。Facebookも広まっていたので、出会いサービスを始めた。他の企業が追随してくれるのは嬉しい。ユーザーは複数のアプリを並行して使うので、その中で幸せになってもらえれば良い。
(Pairs)
日本になくてアメリカにあるサービスを考えた時、マッチングにいきついた。これを日本でやろうと思った。
(たっぷる)
FaceMatch(友達の友達とつながる)は別に悪くはなかった。けどまだ儲かるかどうかもわからなかった。サイバーはそういうのに厳しくて、続けられなかった。Pairsとかが儲かってきて、それならもう1度チャレンジしたい(サイバーエージェントが)ということでたっぷるを作った。
(ゼクシィ)
婚姻組数が減ってきた。晩婚化・未婚化、コミュニティの希薄化。これ解決しないとゼクシィとしても社会的にも厳しいと思って恋結び・縁結び始めた。
(ユーブライド)
15年前からやってる。ずっと一定の調子だったが、最近どんどん数字が上がってる。市場全体が拡大してきたおかげ。
Q.デーティングサービスへの思い
(たっぷる)
人との出会いは人生を変える。この素晴らしさを知って、もっとマッチングを広めたいと思った。
マッチングサービスが文化として普通になるようにしたい。
そのためにたっぷるは若者をターゲットにしてやっている。若者から文化が変わる。
ネットでの出会いは悪く無い、ということを広げていく。
(Omiai、Pairs)
同じく、文化としてネットでの出会いが普通になるようにしたい。
Q.恋活か婚活か?アメリカではこの辺も細分化されてサービス提供されている。どっちを狙ってる?
(たっぷる)
恋活。若い人ターゲットだから。若い人ではやれば、大人も使うようになって、婚活側も盛り上がるはず。
(Pairs)
今は絞ってない。温度差のミスマッチに対しては手をうっていない。
コミュニティやプロフィールである程度その人の温度感がわかる。
別にクレームはきていない。2ちゃんでは(女性無料だから)女性がちゃらい・軽い・遊びみたいに書かれてる。
ちなみに女性にアンケートをとったら、意外と「お金払ってもいい」という結果がでている。
監視とかにすごくコストをかけているので、今後、「監視とか、健全なサービスとして提供するための料金」という位置づけで課金できるかもしれない。そうなってくると逆に「無料のサービスだから危ない・怪しい」となってきて、有料のサービスが健全という認識になるかもしれない。
(ゼクシィ)
恋活と婚活は混ぜるな危険。なのではっきり分けてサービス提供している。
結婚への距離感が近い人だけをマッチングさせる。
Q.安心・安全への取り組み
(Pairs)
出会い規制法あるので年齢認証とかはしっかり。違反報告機能もある。
実はバーで会った人とか、オフ会であった人とかよりも、Pairsで会う人の方が全然身元が確認できていて安全。(社会的にはまだそう認識されてないけど、サービス提供者側からするとそう)
(Omiai)
既婚者に使われないようにFacebookの交際ステータスみてる。
18〜19歳は飲酒できないので、そういう人に「飲みに行かない?」みたいな誘いをしていないかもチェックしてる。
(たっぷる)
監視コスト高い。しっかりみてる。最近は自動化もし始めたが、それだけではむり。
Q.日本でもっと使われるには?
(ゼクシィ)
以前エージェント会社にいたが、15年前は人材斡旋業界は今のマッチング業界と同じ状況だった。
認知されず、良いサービスと思われない。だけど10人に1人くらいが使うようになってから急に伸びた。マッチング業界もそろそろ10人に1人が使うレベルになる。このときにしっかりしたサービスとして提供することが大切。
Q.マーケティングの課題は?
(Pairs)
掲載可否が厳しい。まだまだ広告うてない媒体が多い。
ほぼ、Facebook広告してる。
ユーブライドは3割くらいがFacebook広告。
(Omiai)
口コミされづらいのがつらい。広告の「バレない」というのが一つの大きなキーワードになっている。
変わっていって欲しいが。
(たっぷる)
口コミされるように、を意識している。街コンや相席屋は結構普通に語られる。
だから工夫すればマッチングサービスも口コミされるようになるはずだ。
Q.マッチング後のアドバイスサービスなどに力いれる?
(たっぷる)
今は考えてない。それよりも別の切り口で出会いを提供したい。
(ゼクシィ)
人の手をかければ、マッチ率は上がるという結果がでている。リアルのサポートも含めてやっていく。
Q.非言語(雰囲気とか)をどう表現させる?
(Pairs)
コミュニティ。プロフィールに動画とかもいいかも?(だけどやりそうな雰囲気ではなかった)
Q.ゼクシィ恋結びはサービス開始時から会員がいっぱいいたけど、どうやったの?
サクラではないです。社員が入ってきてくれたりした。
Q.グローバル展開は?
(Pairs)
(Omiai)
国や文化で大分サービスがかわってくる。いまのOmiaiをそのままもっていける国を探してる。
(その他)
今は日本に注力。
婚活サービス(結婚を目的とすると)は国や文化で大分かわってくる。カジュアルな恋活サービス(Tinderみたいな)であれば、海外でやっていけるかもしれない。
JapanDatingSummitのまとめ。
日本でもこれからまだまだ市場としては伸びていくので、一緒に盛り上げていきましょう!とう言う感じのイベントでした。
海外ではターゲット層を細分化したマッチングアプリがスタンダードなので、日本でも細分化されていくのでは?
是非、日本でもマッチングアプリが広まっていく事を願います!
今後もマッチングアプリについて投稿して行くので、引き続きマッチングラボをよろしくお願いします。
マッチングラボが運営するマッチングアプリ -FIRST CLASS-